徒然草です。
KoP 4thで「オンゲキ終わらせません」と言われたわけですが、☆正のオンゲキ☆対象曲は2月のHainuwele[EXPERT]3月のBREaK! BREaK! BREaK![MASTER]以来増えていないので*1、最近はちょっとさみしいです。みそかつ侍、頼む…*2。まぁ、やることは相変わらず無限にあるので、今月も元気にオンゲキしています。
さて、アドカレ2022でも「そのうち書きます」と脚注でフラグを立てた内容が残っているので、忘れないうちにそろそろ書いておこうと思います。
もくじ
- (1)???「うわーん!このゲーム、変な仕様が多すぎます!」
- (2)「HOLD吸い込み」
- (3)「燕返し」
- (4)「第5の力」
- (5)「☆正のオンゲキ☆・改」
- (6)おわりに
- (7)【追記】「これから」…?
(1)???「うわーん!このゲーム、変な仕様が多すぎます!」
もうすぐ稼働して5年になりますが、オンゲキは皆さんご存じの通り、
・HOLDは一瞬ボタンを離してもよい(すぐ押し直せばBREAK以下にならない)
・同色のHOLDが時間差で降ってきたとき、逆側のボタンで押し直すと判定がそちらに移る上、押し続ければHOLD判定も移行できる
・ボスが出現した瞬間にノートがある時、押すタイミングによってボスにダメージが入る時、入らない時がある*3
・判定調整Bの値によってバトルスコア、OVER DAMAGEに影響を及ぼせる
といった、チュートリアルで一切説明の無い仕様がいくつかあります。
そして、オンゲキのHOLDは、
TAP・SIDEともに、HOLD本体と始点のノートそれぞれが別物で判定される
のです。
比較用にCHUNITHMのHOLDを例に挙げていますが、CHUNITHMの場合は「単体HOLDの場合は始点から終点の判定までが存在し、始点に(EX)TAPが乗っているものも存在する」が、一方でオンゲキの場合は「始点TAPとHOLDが完全に分離可能で、HOLD本体には始点の判定を行うノートが無い」もの、というような認識をしています。(自分は)
(※)一応、CHUNITHM New以降の譜面では「始点自体がEXTAPのHOLD、SLIDE」が存在する話は聞いていますが、旧作の譜面はそのままのはずです。CHUNITHM Amazon以降あまり触っていないので、内容的に間違っていたらすみません。
この仕様がどういう影響を与えるかというと、オンゲキの場合は、
始点に配置されたTAPを反応させず、HOLDのみをCRITICAL BREAKで全部反応させることが可能 ということです。
え?????
(2)「HOLD吸い込み」
2022年8月25日。
☆正のオンゲキ☆ 2曲目‼️
— こねこどん (@casge_pzl) 2022年8月25日
𝑫𝒆𝒔𝒑𝒆𝒓𝒂𝒅𝒐 𝑾𝒂𝒍𝒕𝒛
HOLDの判定がTAPよりも前にあることを利用して、ボス入りのHOLDを先に反応させた状態でTAPをボス後にねじ込みました😇
スマホの電池切れでリザルト撮れなかったのが惜しい…… pic.twitter.com/iA0bJof7BC
ボス入り、こうしました😇
— こねこどん (@casge_pzl) 2022年8月25日
普通にプレイすると720%に乗らない気がするので、☆正のオンゲキ☆大成功‼️‼️
(検算めんどいから誰かやって〜…)
今見て思ったけど、右側の赤HOLD拾いに行かなくても良さそうやん…… https://t.co/ZKOfi5tmrB pic.twitter.com/jInlLA8065
こねこどんさんにより、Desperado Waltz[MASTER]のOD理論値報告がされました。ちなみにこのOD、9か月近く経ちますが未だに全一スコアです。凄すぎる。自分はそもそもテクニカル理論値が出せません
この発見がきっかけで更新要素が発生したわけですが、そもそもどうなっているかというと、
分解したときの判定範囲は上の図のような感じです。
自分も話を聞いた時にわかに信じられなかったのですが、なんとTAPの判定範囲(手前6F)よりもさらに前までHOLDの判定範囲がある(手前最大8F?)ので、この外側2F以内に押し始めると、TAPを反応させずにHOLDをCRITICAL BREAKで処理することができます。ありえねぇ。
で、TAPを反応させずにHOLDを手前から反応させて拾い、ボスが出現するタイミングで同色のTAPを押せば、今までボスが出現するまで押せなかったHOLDのロス分もOVER DAMAGEが稼げるわけです。
使用例はこちら。
今日の⭐︎正のオンゲキ⭐︎のコーナー
— 徒然草 (@MemorigesOff) 2022年10月30日
カミサマネジマキ[EXPERT]編
ボスを撃破してODが9.06%なら成功、8.10%以下なら失敗です。HOLD吸い込みが使える譜面の中では多分これが1番楽だと思います。 pic.twitter.com/cYDGp64vsi
動画はこちらです。
カミサマネジマキ赤の☆正☆撮ってたので参考用
— ⎳ (@MLN_Rev) 2022年9月29日
緑TAPHOLD始点を押さずにHOLDしてボス登場に合わせて緑TAP始点 pic.twitter.com/RDGdHqDjqn
実は、TAPでこの技術が使えるのはそんなに多くなく(多くても困る)、カミサマネジマキ[EXPERT]、Desperado Waltz[MASTER]、シャッキーーン!![MASTER]くらいで、あとはSIDEノート(以下壁)です。次の項では壁ノート側の話です。
(3)「燕返し」
上記のカミサマネジマキみたいに、TAPを使う場合はもう片方のボタンで押し直せば問題ないのですが、壁ノートは勝手が異なります。
・当然逆側の壁ボタンでは上書きで反応できないので、瞬間的に同じ方向に押し直す必要がある。
・壁はTAPより手前の判定幅が広いので、HOLDの吸い込み判定幅を上書きしてしまう。
主にこの2つの問題が我々の前に立ちふさがります。2個目に関しては譜面の構造上我々はどうしようもないのですが、1個目に関しては、ボスが出てくる手前から既に壁を押しているはずなので、「ボスが出てきた瞬間に、壁ボタンを同じ方向へできるだけ離さずに再度押し込んで反応させる」必要があります。おまけにボスが出現してから押し直す猶予は概ね1Fもありません。
ここで使われるのが、タイトルにもある「燕返し」あるいは「弾き」と言われる技術です。初音ミク Project DIVA Arcadeをプレイした方なら、既にご存じかもしれません。
ツバメ返し : HOLDしているボタンをすばやく押し直す特殊な叩き方。
- 例えば「○H ○」という譜面の場合、最初のHOLDを離してから次の○を押すまでの時間が短ければ短いほどHOLDによるボーナスの恩恵が得られる。
そのためにHOLDしている指を弾くように退かせつつ別の指をスライドさせて再度押すなど、ボタンのランプが点灯する隙すら与えない特殊な打法の名称。
用語集 - Project DIVA Arcade @ wiki - atwiki(アットウィキ)
「ボタンを押し込んでいる状態から指が離れると同時に別の指でボタンを押し、ほぼボタンを浮かさずにもう一度反応させる」この技術、なんとオンゲキの場合は壁ボタンなので「垂直ではなく水平方向に」これを行う必要があります。
個人的なコツとしては、ボタンの左上付近を中指・薬指あたりで押し、親指でボタンの中央下付近を押し直す感じです。たぶん押しやすさには個人差があると思うので、空打ちで練習しましょう。
(4)「第5の力」
(3)では後回しにしたもう一つの問題、
・壁はTAPより手前の判定幅が広いので、HOLDの吸い込み判定幅を上書きしてしまう。
どういうことかというと、通常の壁HOLDは…
なんと、始点の壁の判定がHOLDの吸い込み判定幅とほぼ重なってしまっており、現状おそらく単発の壁HOLDでは正確なタイミングで押してもHOLDのみ吸い込むことはできません。
(※)もしかすると将来、単発でも吸い込めるようになる可能性があります。
そう、単発の壁HOLDでは。
単発ではない場合とは?
BPMにもよりますが、始点の8分手前に壁があるなら、最初の壁のLATE側の判定がHOLD吸い込み判定と重なるので、手前の壁を使って吸い込むことにより実際のHOLD始点を遅らせて、さらに燕返しを成功させればボスへのダメージを追加することができます。
動画はこちら。
余談ですが、デスランで「多くても3回プレイ以内に通常OD理論値以上を出せなかったら0%扱い」という大会があったらしい…。
こちらはMini Skirt[EXPERT]、エータ・ベータ・イータ[EXPERT]あたりにも使えます。下位難易度の方が難しい譜面、ありがち。
(5)「☆正のオンゲキ☆・改」
これは別に初公開の最新技術で新規対象曲が増える、とかではありません。
10ヶ月ぶりに成功しました pic.twitter.com/SmkQhvO7JD
— 徒然草 (@MemorigesOff) 2023年5月6日
Flower[MASTER]は、壁HOLD中にボスが出てくるうえ上記のように始点の手前に壁が無いので、本当にボスが出た瞬間(推定猶予0.29F?)に壁を押すしかない*4のですが、解禁直後に数回やってサクッと成功してから、何度再挑戦しても全く成功しませんでした。
当然猶予が狭すぎるのもあるんですが、目印は押していない壁のHOLDと小節線くらいしかないし、その手前が裏拍の配置なので、タイミングを合わせるのも困難なわけです。
長らく成功しなかったのに、なんでいきなり(しかも2回連続で)成功したのかというと…
判定Aを-1.6にしたからでした。
そもそも目押しできないなら曲に合わせるしかないので、曲ごとズラしていけば成功するかも、という理屈です。以前この方法でLINK[MASTER]も成功したので、詰まったら試してみる価値はあるかと思います。
(6)おわりに
最新バージョンの対象曲リストを順に貼って記事を終わろうと思います。
新しい技術でまだ更新できるかもしれないし、できないかもしれない
そこに挑戦するのもオンゲキだね。
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(7)【追記】「これから」…?
「判定調整Bを2.0未満にすることで、☆正☆の難易度をさらに引き上げる」という恐ろしいワザップを思いついてしまった…
— 徒然草 (@MemorigesOff) 2023年5月18日